かつて伊豆半島には、海沿いを一周する巡礼者たちの祈りの道があった。江戸時代の修験者によって記された「伊豆峯辺路」は、明治時代まで行われた巡礼の記録であり、約260ヶ所の拝所——神社仏閣、滝、洞窟を結ぶ霊場巡りの道であった。この歴史ある巡礼の旅を現代に再現し、伊豆半島ジオパークトレッキングガイドとして静岡新聞社より出版。